タイのホテルでチップは連泊マナー!【2026年最新版】

タイ旅行で最も迷うのが「いくら渡せば失礼にならないか」という相場観です。2026年現在、タイでも物価上昇が進んでいますが、チップの基本単位である紙幣の使い分けを知っておくことで、無駄に多すぎたり、逆に少なすぎて失礼になったりすることを防げます。
ホテルのランク別・チップの目安一覧
タイでは宿泊するホテルのグレードによって、スタッフが期待するチップの額が変わります。以下の表を目安にしてください。
| ホテルの種類 | 1回・1泊あたりの目安 |
|---|---|
| 高級ホテル(5つ星) | 50〜100バーツ |
| スタンダード(4つ星程度) | 20〜50バーツ |
| 日系ホテル・格安ホテル | 20バーツ |
| バックパッカーホテル(ドミトリー) | 基本的に不要 |
100バーツ以上は、あげすぎになるので注意しましょう。
チップに「小銭(コイン)」が厳禁な理由

よくある失敗が、財布に余った硬貨をチップとして置いてしまうことです。タイにおいて硬貨は、コンビニ等の支払い、あるいは「お布施(物乞い)」として渡すものという認識が強く、サービスへの対価として硬貨を渡すと失礼にあたることがあります。チップは必ず20バーツ札以上の「紙幣」で用意するのが鉄則です。
家族や複数人で宿泊する場合の考え方
家族や友人同士の2人で1部屋に泊まる場合、チップを人数分用意する必要はありません。あくまで「1部屋の清掃に対する対価」ですので、1部屋あたり上記の相場を置いておけばOKです。ただし、人数が多いことでタオルを大量に使用したり、部屋が著しく散らかったりした場合は、少し気持ちを上乗せしてあげると非常に喜ばれます。
タイのホテルでチップは連泊時になぜ渡すべきなのか?

連泊する場合、チップを渡すタイミングや置き場所によって、その後の滞在の快適さが大きく左右されます。ここでは、私がタイ人スタッフから直接聞いた「現場の本音」を交えて、チップが持つ本当の意味を解説します。
チップを忘れた私の実体験談

これは私の苦い経験談ですが、タイの4つ星ホテルに連泊した際、急いで外出してしまいチップを置き忘れたことがありました。夜に戻ってきて驚いたのは、その日の清掃の雑さです。ゴミ箱は空でしたが、水回りは汚れたままで、ベッドメイクも乱雑……。前日までチップを置いていた時は完璧な清掃だっただけに、その差は歴然でした。
清掃の仕上がりを左右するスタッフの給料事情
なぜこれほど差が出るのか?後に仲良くなったスタッフに理由を聞くと、衝撃の事実がありました。「清掃スタッフは非常に安い給料で働いています。そのため、クオリティはそれほど求められていない」という現実です。彼らにとっての基本給は「最低限やればOK」レベルの労働に対するものであり、チップがないと人によっては仕事をおろそかにしてしまうのが実情なのです。
少し汚した時こそ「気持ち」をのせるメリット
子供が食べこぼしてしまったり、泥汚れを持ち込んでしまったりした時は、相場にプラスして(+20〜50バーツ程度)置いてあげてください。タイ人は非常に情に厚い国民性です。「掃除が大変だっただろうな」という宿泊客の配慮を感じ取ると、スタッフにとっての「やる気スイッチ」が入り、翌日以降のサービスが見違えるほど良くなることが多々あります。
タイのホテルチップ事情!どこに置いて、いつ渡すのが正解?

最後に、最も実践的な「渡し方」について解説します。置き場所ひとつで、スタッフがチップだと認識できずに受け取れないというトラブルも防げます。

スーツケースをホテルに置いて出かける際はスーツケースにカギをかけて下さい。中身を見られるトラブルが発生した事も過去にはありました。
おすすめの置き場所は「テレビの上」
チップを置く場所として、日本のガイドブックでは「枕元(ピローチップ)」が推奨されがちですが、私は「テレビの上」や「デスクの上の何もない場所」を強くおすすめします。理由は、サイドテーブルやベッドの上だと、宿泊者の「忘れ物の紙幣」や「私物」と区別がつかず、スタッフがトラブルを恐れて手をつけないケースがあるからです。テレビの上のように、明らかに目立つ場所であれば、スタッフも安心して受け取ることができます。
渡すタイミングは「毎朝の外出前」
連泊中は、最終日にまとめて渡すのではなく、毎朝の外出前に置くのが鉄則です。清掃スタッフは毎日入れ替わることが多いため、その日の担当者に直接感謝(対価)を届ける必要があります。また、ベルボーイへのチップは「荷物を運び終えて部屋を出る直前」、ルームサービスは「トレイを受け取りサインをする際」に手渡しするのがスマートです。
さいごに
タイのチップ文化は、強制ではありませんが「滞在のクオリティを買い取るための投資」のようなものです。特に現場で働くスタッフにとって、あなたの置く20バーツ札は、数字以上の価値と喜びを持っています。あなたが気持ちよく滞在でき、スタッフも笑顔で仕事ができる。そんなwin-winの関係を築くために、明日の朝はぜひテレビの上にそっと紙幣を置いてみませんか?
タイ旅行をもっと楽しく、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

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